AndroidSDKのコマンドでアプリを作成する(5)

実機やエミュレータを指定する

実機やエミュレータが複数の開発環境に接続されているときには、インストール/アンインストールに限らず、adbのコマンドラインスイッチで操作の対象を指定することができます。

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AndroidSDKのコマンドでアプリを作成する(4)

インストール

作成したアプリケーションはエミュレータまたは実機にインストールして実行できます。

antを使う場合

android create project」で作成されたbuild.xmlファイルにはインストールするエントリがあります。これを利用してインストールすることができます。

$ ant install
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AndroidSDKのコマンドでアプリを作成する(3)

エミュレータの起動

作成したアプリケーションを動かすには、実機かエミュレータを使用します。
ここではエミュレータの起動について説明します。

エミュレータの設定

エミュレータを起動する前にどのバージョンのAndroidを動かすか、液晶画面のサイズはどうするか等の設定をする必要があります。
方法は2つあって、コマンドラインで直接設定する方法と、ダイアログによって対話的に設定する方法とがあります。

エミュレータコマンドラインで設定する場合

androidコマンドを以下のように「create avd」を指定して実行します。

$ android create avd -t 1 -n "A1.5"
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AndroidSDKのコマンドでアプリを作成する(2)

この一連の説明では以下のSDKを使用しています。*1

android-sdk_r07-mac_x86.zip

ビルド

作成したプロジェクトはantでビルドできます。
作成したプロジェクトのbuild.xmlがあるディレクトリをカレントディレクトリにして、

$ ant release

*1:細かいバージョンとかわかるのか、ちょっとわかりません。

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AndroidSDKのコマンドでアプリを作成する(1)

AndroidのアプリケーションはAndroidSDKとEclispe用のプラグインを使用して作成します。
Eclipseを使用するのは必須ではないので、理解を深める目的で、Eclipseを使用せずにアプリケーションの作成方法を試してみたときに、注意が必要だった部分を含めて書きます。

プロジェクトの作成

$ android create project -n HelloWorld -t 1 -p HelloWorld -k example.helloworld -a Main
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CSV ファイルの形式について

データの保存や転送の簡易な方法としてよく CSV 形式が使用されると思います。
カンマをデータ中に入れる際や、クォートの扱い等、厳密な部分でわりと独自にあつかってしまいがちだと思うのですが RFC に仕様があるのだそうです。

Wikipedia: http://ja.wikipedia.org/wiki/CSV
RFC4180: http://tools.ietf.org/html/rfc4180

僕がプログラミングする際には CSV については、この仕様にそっていこうと思います。
いま主要な形式は XML だと思いますけどね。

GoogleTest を VisualStudio 2008 で使う

GoogleTest は C++ 用のユニットテストフレームワークです。複数のプラットフォームに対応していてとても良いのですが、設定で苦労するのはつまらないので、VisualStudio 2008 で使うときのメモとして書いておきます。

ダウンロード

テストの際にはモックがあると便利なので、GoogleMock のアーカイブを取得しました。1.4.0 の時点ではGoogleMock のアーカイブ中に GoogleTest が含まれています。

GoogleMock: http://code.google.com/p/googlemock/

アーカイブを展開

ダウンロードしたアーカイブを展開します。

ソリューションの作成

VisualStudio でソリューションを作成します。

GoogleTest プロジェクトの追加

VisualStudio で既存のプロジェクトの追加で展開した GoogleMock のフォルダの下の gtest/msvc/gtest.vcproj、gtest/msvc/gtest_main.vcproj を追加します。※VC ランタイムを DLL とする場合(VisualStudio のデフォルトの設定です) は、gtest/msvc/gtest-md.vcproj、gtest_main-md.vcproj を追加します。
VisualStudio 2008 ではプロジェクトの変換ウィザードが動くので指示にしたがって変換します。

テストケース用プロジェクトの追加

ソリューションにテストケースを作成するプロジェクトを作成するか、既存のプロジェクトを使用します。

テストケース用プロジェクトのプロジェクトの依存関係

テストケース用プロジェクトのプロジェクトの依存関係に、gtest、gtest_main を追加します。

テストケース用プロジェクトのインクルードフォルダを追加

テストケース用のプロジェクトの C++ 全般の追加のインクルードディレクトリに gtest/include フォルダを追加します。 (相対パスにしておくといいかも)

テストケース用プロジェクトの VC ランタイム設定を修正

VC ランタイム設定がデフォルトでは DLL になっているので、GoogleTest の方でスタティックを使用したときには、テストケース用のプロジェクトも合わせてスタティックに変更します。
C/C++ -> コード生成 -> ランタイムライブラリ

テストケースの記述

テストケースを記述します。

こんな感じです。
メイン関数は gtest_main プロジェクトに含まれているので不要です。

#include


TEST( TestCase01, testFunc01 )
{
EXPECT_EQ( 3, 0 );
}

テストの実行

デバッグ -> デバッグなしで開始 で実行します。デバッグなしで開始すると、コマンドプロンプトが自動的に閉じないのでテスト結果を目視できます。